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レンタルサーバーをスターサーバーからエックスサーバーに移転した理由

スターサーバーは使っていて不満があったわけではありませんが、サイトを少しでも速く動かすためにエックスサーバーに移転しました。

移転した理由や移転先の候補として検討したレンタルサーバーの紹介、移転作業などについてまとめましたので参考にしてください。

レンタルサーバーを移転した理由

これまで使用していた「スターサーバー」ですが、契約当初は「ミニバード」という名称でした。

低価格でWordPressを動かせるミニバードでしたが、昨年2019年にミニバードがスターサーバーへ統合される際に、ハードウェアが増強されるとアナウンスされました。

ところが、パフォーマンスが上がるだろうと期待したわりに、統合後にはっきり体感できるほどの違いは感じられませんでした。

統合前から「遅くて使えない」ということはなかったのですが、アクセス数がさらに増えた場合に今の状態で大丈夫なのか、ということが気になるようになりました。

このサイトを開設した当初はなるべく費用はかけない方針でしたが、少しでも速いサイトにしたいという気持ちはありましたので、レンタルサーバーの移転を決意しました。

移転先候補について

サイトの移転を決意してから、すぐに移転先の候補を検討してみました。あまり多くのレンタルサーバーを調べても時間がかかるばかりですので、過去に仕事で使ったことがあるレンタルサーバーを含めて、知名度があって個人用途で考えられる費用の範囲でいくつかピックアップしました。

スターサーバー

移転ではなく、上位のスタンダードプランに変更することを検討しましたが、利用料が月額400円となるのは3年契約の場合で、1年契約の場合は他社と条件は変わりません。ライトプランは低価格の割に速度面の不満はあまりなかったため、それなりに評価できましたが、上位プランへの変更となるとメリットが乏しい印象です。

新規で利用する場合、小規模のサイトをコストを抑えて運用したい方におすすめです。ただしサポート面に不安があるため、初心者向きではないかもしれません。ライトプランの場合、3年契約で月額200円(税別)となるため、コスト面では有利です。Nginxが使えるのもメリットといえるでしょう。

「縦ぽん!!」はスターサーバー(旧ミニバード)のライトプランで運用していました。価格相応のパフォーマンスだと思います。

ロリポップ

老舗レンタルサーバーの一つで、乗り換えるならスタンダードプランが候補となります。パフォーマンスは悪くない印象ですが、Nginxは使えません。

ハイスピードプランならLiteSpeedが使えたのですが、私が調べたのは価格改定前だったため、候補から除外しました。

新規で利用する場合、WebサーバーがApacheであることを了解したうえでライトプランを使うか、ランニングコストは少々高くなりますが、スタンダードもしくはハイスピードプランを使うとよいでしょう。今ならLiteSpeedが使えるハイスピードプランがベストチョイスかもしれません。

ロリポップは仕事でスタンダードプランを使ったことがありますが、数年前の当時でもパフォーマンスは良かったと記憶しています。

さくらインターネット

安定性は評価できますが、転送量でロリポップに劣り、WordPressの動作が体感で少々遅いため、敢えてさくらインターネットを選択する理由が見当たりません。なによりプラン変更に対応できないのはマイナスポイントです。

新規で利用するなら、個人向けというより、中小企業や団体などがホームページを開設する場合にちょうど良いかもしれません。

さくらインターネットは仕事でライトプランとスタンダードプランを使ったことがありますが、WordPressの運用は少々応答が遅い印象でした。ロリポップよりわずかに遅い、というような感じです。サーバーが落ちたというようなトラブルは一度もなかったため、安定性を重視するなら選択肢に含めてよいと思います。

エックスサーバー

最安のX10プランは上にあげた3社のスタンダードプランより上位のプランに相当します。コスト最優先なら対象外となるかもしれませんが、料金に見合ったパフォーマンスを発揮します。

安定した動作と応答の速さを考えると、快適に使いたいならエックスサーバーを選ぶのが一番といってもよいでしょう。ネット上の評価も高く、アフィリエイトをするならエックスサーバーとよく言われています。

新規で利用するなら、運用コストより速度を優先したい場合におすすめです。ただし、同じ価格帯で競合するレンタルサーバーもあります。競合他社と比較した場合、メールマガジンの発行を考えているならエックスサーバー一択となります。

エックスサーバーは仕事でX10プランを使ったことがあります。ラピッドサイトの古いレンタルサーバーからサイトを移転させたのですが、移転元があまりにもパフォーマンスが悪すぎたため、移転後の応答の速さに驚いたことを覚えています。

ConoHa WING

恥ずかしながら、ConoHa WINGの情報はエックスサーバーへの移転作業後に知りました。正確には名前は見かけたことはありましたが、詳細な情報は入手してなかったのです。

コストはエックスサーバーと同じくらいですが、国内最速を謳うだけあって、ネットの評判は上々なようです。エックスサーバーから移転した、というような情報もよく見かけます。

ドメインごとのPHPバージョン変更ができない、無料お試し期間がない、といったデメリットはありますが、速度最優先であればConoHa WINGはおすすめといえるでしょう。

mixhost

mixhostも価格帯としてはエックスサーバー、ConoHa WINGが競合となります。mixhostでできることは競合他社とおおむね同じですが、大きな違いはアダルトコンテンツを扱えるという点でしょう。

がっつりアダルトサイトを運営する気はなくても、禁止事項に該当するコンテンツを含みそうならmixhostを選択するのが無難かもしれません。

選択したのはエックスサーバー

レンタルサーバーで出来ること、やりたいこと、実体験の有無など、いくつかの条件に当てはめて検討した結果、私はエックスサーバーに移転することにしました。もしConoHa WINGとmixhostを扱った経験があれば評価は違ったかもしれません。

移転を検討していた時期に「ドメイン永久無料」というキャンペーンを行っていましたので、移転のタイミングとしてはちょうど良かったというのもあります。現在は「ドメイン永久無料&月額料金20%OFF」というキャンペーンを行っているようです。

決め手になったのは安定性と速度を実体験していた、ということになるでしょうか。月額料金の差があるので単純比較はできませんが、WordPressを一番快適に扱えたのがエックスサーバーでした。

レンタルサーバーのパフォーマンスと直接関係ない話ですが、仕事でドメイン移転をした際にエックスサーバーのサポート対応がとても良く、移転作業が問題なく行えた経験があったことも選択した理由の一つとしてもよいでしょう。

ただの移転ではなく、or.jpドメインのドメイン名変更も並行して行ったのですが、サポートからのメールの返答の速さと、わかりやすい内容に助けられました。エックスサーバーのサポートがしっかりしているのは間違いないといってよいと思います。

エックスサーバーへの移転作業は簡単

WordPressサイトをエックスサーバーに移転するのは難しいことではありません。WordPress簡単移行の手順に従えば、問題なく移転できると思います。

私は数回ほどWordPress簡単移行でサイトを移転しましたが「移転の際、可能な限りプラグインを停止する」ということを厳守すれば、ほぼノートラブルで移転できました。

私の実体験では「SiteGuard WP Plugin」を有効にしているとうまくいかなかったので、ログインアドレスのメモを残してプラグイン を停止し、移転作業が終わってログインアドレスをもとに戻すと問題ありませんでした。

WordPressはそれぞれカスタマイズの仕方が違いますので「絶対に大丈夫」と断言はできませんが、WordPress簡単移行なら楽に移転できると思います。

サイト移転の効果について

さて、移転後のサイト表示は速くなったかというと、体感で速くなったと感じるのですが、サイトの表示速度を計測するPageSpeed Insightsでの結果はあまりよくありません。

これはレンタルサーバーの能力の結果、というより拙作のWordPressテーマ「Garyu」のチューニング不足ということで間違いないようです。

素に近い状態であればそこそこのスコアが出るのは確認済みなのですが、Google AnalyticsGoogle AdSenseに対する配慮不足のため「第三者コードの影響を抑えてください」という診断結果が出ています。

もう少し「Garyu」をチューニングしないといけないようです。

WordPressサイトの速度評価の注意点

WordPressを使ったサイトで速度評価する場合は、WordPressインストール直後の状態で評価しないようにしましょう。必要なプラグインの導入を行い、10件ほどの記事を投稿した状態で、アフィリエイトやGoogle Analyticsを使うなら全てが整った状態で評価すべきです。

実際、拙作のWordPressテーマ「Garyu」でもWordPressインストール直後の状態ならスターサーバーでもエックスサーバーでも高いスコアが出ることを確認しています。

本当に速いテーマは本運用の状態でPageSpeed Insightsのスコアが高いです。もしスコアが良くない場合は以下の点を確認するとよいでしょう。改善すべき点がみつかるはずです。

  • 速いレンタルサーバーを使用しているか
  • 十分にチューニングされている速いテーマを使っているか
  • プラグインを多用してないか
  • 大きな画像ファイルを多用してないか

まとめ

移転作業は面倒くさいのでやりたくなかったのですが、GitHubから自動デプロイができるようにしたため、結果オーライといったところでしょうか。

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あらためて、ホームページやブログを開設する際のレンタルサーバー選びが大事だということが確認できました。

過去に仕事で何度かやったことがありますが、レンタルサーバーの移転作業は正直なところ楽しい作業ではありません。のちのちサイトを拡大するつもりがあるなら、ある程度費用が掛かることを踏まえてレンタルサーバーを選ぶことをお勧めします。

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