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ICカード電波干渉防止シートは不要かも!? 読み取りエラーが起きなかった体験談を紹介します

非接触型ICカードを2枚、重ねるくらい近い状態で使うとお互いのカードが干渉して読み取りエラーになる、という話はよく耳にすると思います。

ですが、私が使っている2つのICカードは同じカードケースに入れて使っても全く干渉しません。

たまたまなのか、理由は全くわかりませんが、このようなこともあるということで紹介します。

ICカードセパレータを試す

私が使っているICカードはセコムの入退室カードと交通系カード(SUGOCA)の2つです(Edyなどもありますが、話題の対象外ですので省略します)。これを同じカードケースに入れてカードリーダーに使うと、お互いが干渉して読み取りエラーが起きる、ということが考えられます。

一般に「ICカードは重ねて使わないように」と言われていますので、「ICカードセパレータ」と呼ばれるICカードの干渉を防ぐ製品を2枚のICカードで挟むようにして、カードケースに入れて使ってみました。

JRの改札のカードリーダーではエラーは起きなかったようですが、SUGOCAだけと比べると読み取り精度が良くない感じがしました。とりあえず、改札は問題なかったので、そのまま入退室のカードリーダーにも試してみたのです。

ところが入退室のカードリーダーはエラーとなったようで、カードケースを近づけても全く反応しません。念のため、SUGOCAをケースから取り出し、セコムのカードとICカードセパレータだけで試してみても状況は変わりません。

カードリーダーの種類によってはICカードセパレータが期待通りに動かない場合があるようなので、購入したICカードセパレータとカードリーダーの相性が悪いと思い、別の製品を試してみることにしました。

ICカードセパレータを使わなかったら……干渉しなかった!!

最初にAmazonで買ったICカードセパレータは返品することにして、違う種類のものを楽天で購入。届くまでの間は「不便だなぁ」と思いながら、改札を通る時と会社の入退室の時にSUGOCAをカードケースから取り出しながら使っていました。

ところがある日、うっかりSUGOCAをカードケースに入れたまま、入退室のカードリーダーに近づけてしまったのです。

「あ、エラーになる……まずい!!」と思ったのですが、なぜかエラーにはならず、何事もなくロックは解除されたのです。

「あれっ??」と思いながら入室したものの、なぜエラーにならなかったのか分かりません。「たまたま」エラーにならなかったのか、そうではないのか。セコムとSUGOCAの両方のカードが入っているのを確認したうえで、もう一度カードケースをカードリーダに近づけました。

……やはりエラーになりません。さらに、重ねた2枚のカードのどちら側をカードリーダーに向けても大丈夫です。まるでセコムのカードリーダーはSUGOCAを完全に無視しているような感じです。

結局その日は、社内にいる時は2枚のカードをケースに入れた状態で使ったのですが、一度も読み取りエラーは起きませんでした。

それならJRの改札はどうだろう……と、帰宅時の人が多い時間帯で試すのは少々ためらいましたが、セコムのカードリーダーの時と同じように2枚のカードをケースに入れたまま改札を通ってみました。

なんと!! JRの改札でも読み取りエラーは起きませんでした。……何事もなく改札を通過した私の頭の中はクエスチョンマークでいっぱいです。

JRの改札も「たまたま」エラーにならなかったのか!? と思い、何日か試してみましたが、一度もエラーは起きませんでした。

理由はわからないが、ICカードセパレータが不要な場合がある??

結局、エラーにならない理由はわからないまま、楽天で購入したICカードセパレータは不要となったため、こちらも返品することにしました。

カードケースを購入したことで、ICカードセパレータを使った話をネタに記事を書くつもりでした。ところが、セパレータが不要だった、ということになってしまい、実は少々困惑しています。

セコムとSUGOCA、どちらも非接触型ICカードですが、何かしら違いがあるのでしょう。技術的な違いについて素人の私にはわかりませんが、系統が違う2種類の非接触型ICカードは必ずしも干渉するわけではなさそうです。

また、一般に「非接触型ICカード同士は重ねて使うと干渉する」と言われていますが、ICカードセパレータを使うことで、かえって読み取りエラーが起きている可能性もありそうです。

私の体験談のように、系統が違う(セキュリティカードと交通系カード)ICカードの組み合わせで、ICカードセパレータを使っても時々読み取りエラーが起きる、という場合は一度セパレータを外してみてどうなるか、試してみるのもよいかもしれません。

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