縦ぽん!!


記事をたくさん書いたけど、PV(ページビュー)がなかなか増えない……と悩みを抱えるサイトのオーナーは少なくないだろう。

コンテンツの質に問題があるのはともかくとして、PVが増えない理由の一つにサイトの作り方(構造)に問題があることは見落としがちだ。

今回はコンテンツの質に左右されない「内部対策でPVを増やす」方法について触れようと思う。なお、以下にまとめた内容を「内部SEO対策」みたいに表現しているページをたまに見かけるが、検索エンジンに対する最適化ではないので誤解しないでいただきたい。

「PVを増やす≒アクセス数を増やす」だが「PVを増やす≠訪問者数を増やす」ではない

「PVを増やす」というキーワードで検索すると「PVを増やす」ことと「訪問者数を増やす」ことを混在して書かれた記事を見かけることがある。「PVを増やす」ことは「アクセス数を増やす」こととイコールといってよいが、「訪問者数を増やす」こととはイコールではない。似ているけど意味は違う、ということを意識する必要がある。

直帰率を下げ、回遊率を上げればPVは当然増える

例えば1日100PVのサイトが二つあるとする。サイトAは訪問者が100人、サイトBは訪問者が33人。PVという視点で考えると結果はほぼ同じでも、訪問者の行動が全く異なることにすぐに気づくだろう。

サイトAの訪問者は1ページ閲覧したらそのまま閲覧を終了している(他のページへ移動している)のに対して、サイトBの訪問者は1ページ閲覧したあとに他の2ページ閲覧しているのだ。

それぞれのサイトのコンテンツが同程度のものとした場合、サイトBには訪問者をサイト内部へうまく誘導する仕組みが出来ていて、一方のサイトAは訪問者の誘導に失敗していると考えてよいだろう。

せっかくタイトルやキーワードを工夫して訪問者を増やしたとしても、直帰率が高いサイトではPVを増やすことは難しい。言い換えれば少ない訪問者でもサイトの工夫次第では、回遊率を上げてPVを増やすことは可能ということになる。

回遊率を上げるヒントは「ページ内リンク」にある

では回遊率を上げるにはどのようにすればよいのかというと、訪問者に対して「他にも良い記事(を掲載しているページ)がある」ことに気づかせる必要がある。具体的には次のようなものだ。

  • 関連する記事
  • 前後の記事
  • 人気記事
  • 新着記事

これらの記事に対してサイト側ができることは、今閲覧している記事ページから移動できるページ内リンクを用意することだ。いろいろなページからこれらの記事を告知し移動する手段を用意しないことには、訪問者が自然に気づくことはまずないといってよい。

ページ内リンクを用意すること自体はコンテンツの質に関係なく、必ず用意した方がよいことを理解しておいた方が良いだろう。

そこに「あるべきもの」を用意する

例えばコンビニエを何店か訪れたとしよう。どのコンビニに入ったとしても、目的の商品を探し出すまで迷うことは少ないと思う。これはコンビニ側がお客に対してどこに商品を置いてあるか、迷うことが少なくなるよう配慮したうえで、他の商品も買ってもらうように巧みに考えられた基本となるレイアウトが出来ているからだ。

これと同じ考えをサイトの作りにも反映させると、訪問者が他のページを訪れる可能性が高くなる。

新着記事や人気記事へのリンクは目につきやすいところ、コンビニに例えると入り口の傍やレジの目の前といった具合だが、トップページの直下や各ページのサイドにこれらを配置することで訪問者に意識を向かせるのだ。

関連する記事や前後の記事など、今見ているページに類似するページへのリンクは記事の先頭もしくは末尾に配置する。関連性のあるものを集中させることで、他のものへ興味を持ってもらうためだ。

もし、PVがなかなか増えない……ということで悩んでいるのであれば、ページ内リンクの有無や位置を確認してみるとよい。新着記事や人気記事へのリンクがなければ設置してみる、関連する記事や前後の記事へのリンクが見にくくなってないか、といった具合だ。

こういった問題を解決することは一見地味だが、WordPressのようなツールで作られたサイトであれば一度対策を行うことで、以後はその効果を維持できるようになる。そうすることで自然とPVはすこしずつ増えるようになり、回遊率を上げることができるはずだ。

結論:サイト作りに配慮することでPVを増やすことは可能

コンテンツがしっかりした記事がある程度揃ってくると、訪問者数は自然と増えていくだろう。しかし訪問者がそのままサイトを離れてしまうようではPVはなかなか増えない。

PVを増やすためにはキーワードの選出や質の高いコンテンツも大事だが、他のページを見て回れるような見通しの良いページ作りは非常時重要だ。一人の訪問者が複数のページを見ることで確実にPVは増えていくからだ。

サイトの作り自体はつい見落としがちだが、ここはサイトのオーナーの手でいくらでも改善できるので、手を抜かずにしっかりと取り組むべきところといえるだろう。

関連する記事