縦ぽん!!

PM0.3を購入して早数年。コンパクトなサイズのわりに良い音を出すスピーカーとして愛用しており、特に不満を感じたことはなかった。設置時の印象で低音域の物足りなさを感じてはいたものの、積極的に低音域をカバーするまでもないと思っていた。というのも、サブウーハーの類はズンドコと鳴り響くかわりに常用は難しいという実体験があったからだ。



ずいぶん昔の話だがYAMAHAのTSS-1というものを使用していた時期があった。当時はたしか映画などを視聴するためというより、5.1チャンネルを使用したゲームの臨場感を味わうために購入した記憶がある(残念ながら何のゲームだったかよく覚えてないが、FPS系だったように思う)。このTSS-1も値段の割に音は良かったこともあって非常に満足していたのだが、残念なことに夜間、家族が寝静まった時間帯では低音域が強すぎて使用することができなかった。流石に家族からクレームが出るものを使うわけにはいかず、使う機会がほとんど無いということで結局手放してしまった。

このような実体験から、PM0.3とあわせてサブウーハーを購入することは見送ったのだが、懐に余裕があったときにちょっとした気の迷いからPM-SUBminiを購入してみることにした。PM0.3の設置位置は以前と変わりないが、PM-SUBminiはDr.DAC2の配置位置の関係から長めのRCAケーブルが必要と判断したのでこれもあわせて購入した。

PM-SUBminiの接続は特に難しいことはなく、自宅の環境の場合だとDr.DAC2とPM0.3の間にRCAケーブルを追加して接続することになる。設置位置や組み合わせるアクティブスピーカーにあわせてFREQUENCYつまみや位相を反転させるフェイズスイッチとボリュームを調整するのがポイントなくらいだ。夜間などPM-SUBminiを使用しないケースが想定されるなら個別スイッチがついた電源タップを用意しておくと尚よいだろう。

さて、実際にPM-SUBminiを使用してみたが……もっと早く買っておくべきだったというのが正直な感想だ。ウーハーという単語から想像される音とは少し違う、低音域を露骨に強調する感じではなく足りないものを補う感じの心地よい低音域がそこにはあった。PM0.3では再生できない周波数帯が、PM-SUBminiを加えることで補われ、本来の音が完成する感じだろうか。大げさに言えば、PM0.3はPM-SUBminiがあってはじめて本領を発揮するような、そのくらいなくてはならないもののような気がする。

もちろんウーハーの類なので深夜の時間帯では使用を避けた方が良い場合もあるだろうが、個人的には音量を絞った状態でも問題なく使えると思う。PM-SUBminiへの入力信号は電源のオンオフに関係なくそのままスルーされるので低音域を抑えたい場合は電源をオフにするだけで良いので使い勝手もいい。本体サイズもそれほど大きいものではないし、ウーハーは耳の高さにそろえなくても効果があるので、設置場所を確保できるなら是非PM0.3と組み合わせて使用することをお奨めしたい。

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