縦ぽん!!

Amazon プライムを申し込んだことは以前触れたが、Fire TV Stickを実際に使ってみて感じたことをまとめてみた。

Fire TV利用の前に

あると便利なもの

必須ではないが、以下のBluetooth機器があると便利かもしれない。

  • キーボード
  • ゲームコントローラー

FIre TVでYouTubeを見る場合などで避けられないのが文字入力。これをリモコンのみで行うのは非常に大変なので、入力をキーボードで行うようにすると苦行のようなリモコン操作から解放されるだろう。ただ、わざわざ買うほどのものか? と問われると必ずしもそうではないので、使ってないBluetoothキーボードがあれば接続しておくと便利、という程度。ゲームコントローラーはFire TVでゲームをプレイしたい場合は必要だろうが、こちらは利用目的に応じてというところだ。

通信速度が早い無線LAN環境

無線LANの環境としてIEEE 802.11acで接続できる環境があるとなおよいだろう。2.4GHz帯は電波は届きやすいが電波干渉が起こりやすくなる。動画再生のために大量のデータを受信するため、安定した高速通信ができる方が望ましい。インターネット回線は光でも自宅内の無線LANが古い規格のままだとその能力を発揮できないことになるので、注意が必要だ。

あるいはイーサネットアダプタを取り付けるというのもありだが、TVの近くにハブなどがないとLANケーブルの取り回しなどを考える必要がある。

TV側の確認

Fire TVは接続のためのHDMI端子があるのは当然として、本体の電源としてUSB端子を利用するため、接続するTVにUSB端子の有無を確認しておいた方がいい。少し古いTVの場合はUSB端子がないものがあるので、そのような場合は別に電源を確保する必要がある。

どのタイプを選ぶか

Fire TVの現在の製品ラインナップは2種類あり、通常タイプStickタイプがある。Stickの方が4,000円ほど安いので動画視聴が主な目的ならStickで十分だろう。4K動画の視聴やゲームで遊ぶことを視野に入れるのであれば通常タイプを選択することになる。価格差が4,000円だし、時折セールを行うこともあるので安いときに通常タイプを買うのもありだろう。

私はFire TV Stickを選択

私のFire TV周りの環境だが、ゲームをするつもりはないので本体はStickタイプを選択。コントローラーは当然無し。キーボードはちょうど手持ちのものがあったのでそれを利用することにした。無線環境はWSR-1166DHP3をアクセスポイントとして使用し、11acで接続している。インターネット接続はBBIQの光インターネットギガコースなので通信環境は万全といえるだろう。TVの近くにアクセスポイントを設置しているのでイーサネットアダプタを取り付けてもよかったが、速度的に問題がないようなので導入は見送ることにした。

まずは普通にPrime Videoを試す

Fire TVはPrive Video専用ではないが、動画視聴の中心はPrime Videoとなるだろう。ということで、いくつかの番組を視聴してみたが、それ自体は特に問題はない。ただ、見たい映画やTV番組を探すのは少し面倒くさいかもしれない、という印象だ。これを見たい! という映画やTV番組のタイトルが分かっていれば検索して探せるが、そうでなければパソコンからPrive Videoのページを開き、目的の動画をウォッチリストに追加しておいた方が探す手間が省けるかもしれない。

シリーズものを視聴する場合、放っておけば次のエピソードを続けて再生してくれるのはありがたい。そのおかげで
寝落ちしても延々と再生されるので一応注意しておいた方がいい。なお、Fire TVでの視聴に限ったことではないが、Prime Videoはエピソードの合間に不定期? に他の動画の紹介(いわゆるCM動画)が再生されることがある。が、続きを早く見たい場合はリモコンの早送りボタンを押せばスキップできるので気にするほどでもない。

Prime Videoの動画は定額で見放題といっても配信時期があるため、見たい番組がいつか見られなくなる場合がある。
ブラウザ上からは30日以内にプライム会員特典ではなくなる作品として配信終了時期が分かるのだが、Fire TVだけでは確認する術がないようだ。Fire TV単独で配信終了時期が分かると便利なのだが……。

アプリを試してみる

Fire TVはPrive Video以外にもHuluNetflixAbemaTVDAZNといったコンテンツをアプリによって利用することができる。HuluやNetflixなどは私は利用する予定がないので省略するが、実際に私が使用したアプリについて紹介しよう。

DAZNは問題なく使える

当初の目的通り、Fire TV上でDAZNを視聴してみた。DAZNは有料コンテンツのため、最初の手間がかかるがそれ以降はブラウザ上での操作やタブレットなどのアプリの操作とほぼ同じ感覚で使用できる。気になることがあるとすれば「今のプレイをもう一度見たい」と思ったときに早戻しをするが、リング形状のナビゲーションボタンでは操作できず、早戻しボタンでしか操作できないのが少々煩わしい。

Prive Video視聴時ではナビゲーション、早送り/早戻しボタンいずれでも再生場所をコントロールできるので、できれば操作方法が統一されていたほうが違和感を感じないと思う。

AbemaTVはもはや普通のTVと同じ

私はほとんどAbemaTVを見ることはないのだが、せっかくアプリがあるので試してみた。AbemaTVの魅力は地上波では放送しない(あるはできない)ような番組を視聴できることだが、Fire TVとアプリを使用することで普通のTV感覚で扱える。番組表から現在放送中のチャンネルをすぐに探せるし、ストレスを感じることはまずない。

VLC for Fireでネットワークメディアプレイヤー化

私個人が非常に便利だと思ったのがVLC for Fire。VLCはメディアプレイヤーとして有名だが、Fire TVにもアプリがある。これを使えばローカルネットワーク内のNASに保管してある動画ファイルを視聴できるのだ。見たい動画を探すためにブラウジングという操作が必要になるが、ローカルネットワークからデバイスを探し、フォルダやファイルを選択するという操作は難しいものではない。

再生対応するコーディックは殆どの形式に対応しているので、動画が見れないということはまずないだろう。少なくとも私の手持ちの動画ファイルは問題なく再生できた。

類似した製品との比較

ところで、Fire TVに類似した製品にChromecast、Apple TVなどがあるが、動画配信サービスに関していえば大きな違いはなく、デバイス提供元の独自コンテンツにこだわりがなければ、どれをつかっても問題はないと思われる。この手の製品はFire TVでないとダメということはないが、あえてFire TVを選択肢から除外することもない。安価に動画配信サービスを扱いたいと考えるならFire TVスティックが第一候補となるのは間違いないだろう。

困ったときは

ごくまれにFire TVの調子が悪くなることがあるのだが、そのような場合は本体を再起動するだけでほとんどの場合は解決する。ひとつはリモコンでの再起動。ナビゲーションボタンの中にある選択ボタンと再生/一時停止ボタンを長押しすると再起動される。もうひとつはメニューからの再起動。設定 > 端末 > 再起動と選択することで操作可能だが、これはスマホアプリからでも可能なことを明記しておきたい。

総評「値段に十分見合う映像配信デバイスとして持っておいて損はない」

正直なところFire TVが便利すぎて、こんなに使えるものならもっと早く買っておけばよかった……という印象だ。実際にPrime Videoを視聴するまではそのサービスに懐疑的だったため積極的にFire TVを入手する気になれなかったが、DAZNをTVで快適にみるために……とFire TV Stickを入手したところ、すっかりその魅力に取りつかれてしまった。

Fire TV Stickは手ごろな価格帯ということもあって、導入の敷居はそれほど高くない。有償の映像配信サービスを利用するかどうかはひとそれぞれだが、映像配信デバイスとして価格分の価値は十分にあると思う。

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